子どもの頃に、水ぼうそうにかかったことのある人は、帯状疱疹を発症することがあります。聞きなれない名前かもしれませんが、帯状疱疹とは一体どのような病気なのでしょう。水ぼうそうは、ヘルペスウィルスの一種である水痘・帯状疱疹ウィルスが原因で起こります。

ほとんどの人が子どもの頃に感染し発症しますが、中には大人になって感染し、重症化してしまう人もいます。ヘルペスというと口唇ヘルペスや性器ヘルペスのイメージが強いですが、水ぼうそうもヘルペスの一種です。ヘルペスは多くの人が思っているよりも身近なウィルスです。

水痘・帯状疱疹ウィルスを含めたヘルペスウィルスは、発症しても薬で症状を治すことができますが、ウィルスを体から完全に追い出すことはできません。ヘルペスウィルスは神経節に入り込んで、体の免疫が衰える瞬間を待ち構えます。ウィルスを抱えた状態で歳をとり免疫力が低下すると、子どもの頃に水ぼうそうを引き起こしたウィルスが、今度は帯状疱疹を引き起こします。

帯状疱疹は、体の片側だけに症状が表れるのが特徴です。神経に沿って、皮膚に強い痛みを伴った赤い発疹や水ぶくれができます。薬で治すことができますが、ウィルスを完全に消し去ることができないのは、水ぼうそうのころと同じです。一時的に治っても、免疫力が下がったときに、再度発症する可能性があります。

以前は50代以降に多く見られる症状でしたが、ストレス社会や生活習慣の乱れなどが原因で免疫力が低下しがちな若い人たちの間でも見られるようになってきています。発症すると、他の人にもうつります。症状も治り楽になるので、発症したらすぐに医療機関を受診してください。