疲れていたり、風邪を引いて熱をだしたりしたときに、口の周りに水ぶくれができることはありませんか。かゆみや痛みを伴うこともあるその水ぶくれは、口唇ヘルペスです。口唇ヘルペスに感染している人はとても多く、日本人の10人に一人が口唇ヘルペスを発症した経験を持っていると言われています。

ですが、感染しても発症しないことが多いため、感染に気付いていない人もたくさんいます。原因は、単純ヘルペスウィルス1型というウィルスです。ウィルス保持者とキスをしたり、間接キスをしたりすることでウィルスがうつります。症状がでている場合は、ウィルスの数もかなり多くなっているので、患部に触れた手を介してうつり、同じタオルを共有するだけでも感染します。

治療をしても、ウィルスを完全に死滅させることはできません。そのため、体調不良などで免疫が弱った時に何度も再発します。子どもの頃にかかっても、軽い症状で治まることが多いですが、大人になってから感染し、発症すると重症化する傾向があります。

子どもの頃に感染していても、症状が軽いため気づかれないことが多く、ウィルスに対する免疫ができるため、再度発症しても症状が軽いままのことが多いです。しかし核家族化などの影響により、子どもの頃に感染せずに、大人になってから感染、発症して重症化する人が増えています。

口唇ヘルペスは発症すると、見た目も気になりますし、症状も不快です。薬によって症状を抑え、早く治すことができるので、発症したら早めに医療機関を受診しましょう。発症しているときは、ウィルスの数がかなり多くなっています。周りへの感染を防ぐためにも、患部に触れた手や物も含めて、周囲の人に触れないよう気を配ることが大切です。